450 歌舞伎小屋

江戸時代後期 考証 香川元太郎 1997年 東京堂出版『分解図鑑 日本の建造物』

江戸時代の典型的な歌舞伎小屋の内部を、複数のパーツに分解して描いた。歌舞伎小屋は、能舞台から発達し、江戸時代の間に独自のスタイルを作り上げた。回り舞台(盆)は、地下(奈落)で人が押して回す仕掛けで、花道のセリも人力のエレベーター。舞台の天井からは、雪などを振らせることができる。2階に桟敷を回した客席の大空間、楽屋(手前側)の様子など、歌舞伎小屋の面白さを見せるよう工夫した。

投稿者: さちたろう

さちたろう/ かくし絵・迷路絵本&歴史考証イラストレーターの香川元太郎の妻です。 日本画が趣味です。香川GALLERYの管理人です。