564 ウィーン

17世紀 オーストリア  考証 香川元太郎 1995年『歴史群像 22』

音楽の都、ハプスブルグ家の帝都でもあったウィーン。
古くは中世スタイルの城壁に囲まれていたが、16世紀以降は稜堡に変えられ、その様子は緻密な古地図に残されている。
中世の城の塔は、高くて内部に部屋を持つため、新兵器の大砲に弱かった。
そのため16〜18世紀のヨーロッパでは、大砲で壊されにくい低くて厚い城壁の稜堡が発達した。

投稿者: さちたろう

さちたろう/ かくし絵・迷路絵本&歴史考証イラストレーターの香川元太郎の妻です。 日本画が趣味です。香川GALLERYの管理人です。