74 松山城 創建時

江戸時代 考証 香川元太郎 2002年 PHP研究所『名城を歩く』3

松山城は平山城に分類されているが、山が高く、それぞれの曲輪の独立性が強いなど、山城的な要素が多い。
イラストは創建時を想定して描いたもので、松平定行による改修の前に、天守が五層だった、白壁だった、山に木が少なかった等の伝承記録から推定した。
最近の研究により、加藤嘉明による創建時には異なる姿が推定されている。→2015
しかし、蒲生忠知によって五重天守が上げられた可能性も指摘されており、その場合は蒲生期の復元案とすることができる。

投稿者: さちたろう

さちたろう/ かくし絵・迷路絵本&歴史考証イラストレーターの香川元太郎の妻です。 日本画が趣味です。香川GALLERYの管理人です。