778 カルタゴ

BC3世紀 チュニジア 考証 香川元太郎 1999年 歴史群像 39』

古代カルタゴの想像図。
カルタゴは、ローマと地中海の覇権を争った、アフリカ(現チュニジア)の都市国家。
詳しいことは不明だが、円形の港に多数の軍船(ガレー船)を収容していたという。

628 マサダ要塞

1世紀 イスラエル 考証 高橋正男 1992年『歴史群像 2』

紀元前にユダヤのヘロデ王が完成させた離宮の要塞。
ユダヤがローマの支配に反旗を翻したユダヤ戦争で、最後の砦となった。
ローマ軍は巨大な坂道を建設して要塞を攻める。
3年が過ぎて兵糧も尽き、ユダヤ人たちは集団自決したという。

620 ウルの街

BC21世紀 イラク 考証 香川元太郎 2003年 東京書籍 『ニュークロノス図解世界史』

ウルはシュメール人が作った都市国家。
城壁に囲まれ、中心にはジッグラットと呼ばれる神殿がそびえていた。
古代メソポタミアには、同様の都市国家がいくつも存在した。
その都市国家のジッグラットが「バベルの塔」のモデルと想像される。

619 ギザのピラミッド

BC25世紀頃 エジプト 考証 香川元太郎 2003年 東京書籍 『ニュークロノス図解世界史』

有名なギザの三大ピラミッド。
右からクフ王、カフラー王、メンカウラー王のピラミッドで、河岸からカフラー王ピラミッドへの入り口にスフィンクス神殿がある。
ピラミッドは白い化粧石で覆われ、頂上部は金色だった。

613 サマルカンド落城

1220年 ウズペキスタン 考証 加藤和秀 1992年『歴史群像 4 』

中央アジアの要衝サマルカンド(現ウズベキスタン)は、紀元前からオアシス都市が発達していた。
様々な王朝の支配を受け、13世紀にはホラズム帝国の首都となっていたが、モンゴル帝国の攻撃で落城する。

611 コンスタンチノープル落城

15世紀 トルコ 考証 鈴木 董 1992年 『歴史群像 1』

東ローマ(ビザンツ)帝国の首都。
中世に難攻不落を誇った城郭都市だが、15世紀、オスマン・トルコの攻撃によってついに陥落した。
この際「バジリカ」と呼ばれる大砲が使われ、初めて大砲が攻城に効果を発揮した。
トルコの配下に入った町は「イスタンブール」と名を変えた。

610 コンスタンチノープル

15世紀 トルコ 考証 鈴木 董 1992年『歴史群像 1』

コンスタンチノープルを南から鳥瞰
半島上に位置し、陸続きの部分は特に堅固な三重の城壁で守られていた。
東方のイスラム圏などからの攻撃を何度も跳ね返し、難攻不落とされていた。

600 アレクサンドリア

BC3世紀 エジプト 考証 香川元太郎 1999年『歴史群像 37』

エジプト北部のアレクサンドリアは、マケドニアのアレクサンドロス3世(アレキサンダー大王)によって開かれたとされる港町。
そのシンボルとなった大灯台は、古代の「世界の七不思議」の一つに数えられた巨大なもの。
海中から、灯台の遺構も発見されている。