2021 青木城

戦国時代 考証 香川元太郎 2000年 村上水軍博物館蔵

因島北西岸の戦国城郭。
半島状の丘に曲輪が点在する城で、因島村上水軍の拠点だったと思われる。
西瀬戸内海で威を誇った村上水軍(村上海賊)は、三家に分かれ、 因島村上家は北の地域を配下にした。
来島村上家、能島村上家の本拠は愛媛県(2010,2014)。

214 亀居城

江戸時代 考証 中井均 2001年 『歴史群像 45 2月号 』

広島に入った福島政則が、山口に改易となった毛利氏への押さえとして築城。
城址では発掘調査や石垣整備が行われている。
築城後数年で廃城となっているため、近世平山城の初期の姿を知ることができる。

101 広島城 本丸平面

江戸時代 考証 香川元太郎 1997年 世界文化社『日本の城』

広島城は毛利氏が築城し、福島正則によって完成した。
大手口の前にある曲輪は「二の丸」と呼ばれるが、実質は角馬出。
広い水堀に囲まれており、本丸だけでも防御性は極めて高い。

100 広島城 天守透視図

江戸時代 考証 香川元太郎 1997年 世界文化社『日本の城』

本丸角の天守は、2基の小天守を多聞でつなぐ重厚な構成。
腰曲輪を回し、梯子胴木を用いるなど、低湿地に対応した構造。天守内部の詳細は推定で描いている。

99 広島城

江戸時代 考証 香川元太郎 2004年 PHP研究所 『名城を歩く』19

太田川河口の三角州に造られた大規模な城。
整然とした曲輪配置で、防御のポイントを虎口に集中させる典型的な近世平城。
外郭には多数の二重櫓が配されており、壮観を誇ったと思われる。