579 南北戦争 アンティタムの戦い

19世紀 アメリカ 考証 香川元太郎 1996年『歴史群像 26』

アメリカ南北戦争で初めての大会戦。
最終的に北軍の勝利となるが、両軍合わせて23,000人が戦死した。
アメリカ国内では、史上最も犠牲者の多かった戦闘。

564 ウィーン

17世紀 オーストリア  考証 香川元太郎 1995年『歴史群像 22』

音楽の都、ハプスブルグ家の帝都でもあったウィーン。
古くは中世スタイルの城壁に囲まれていたが、16世紀以降は稜堡に変えられ、その様子は緻密な古地図に残されている。
中世の城の塔は、高くて内部に部屋を持つため、新兵器の大砲に弱かった。
そのため16〜18世紀のヨーロッパでは、大砲で壊されにくい低くて厚い城壁の稜堡が発達した。

563 ヨーロッパの城造りの館

14世紀〜19世紀 ヨーロッパ 考証 香川元太郎 1996年『歴史群像 25』

近世ヨーロッパの城造りの館。
近世には、実践的な城が陵堡築城に発達する一方で、王や領主の城は、城の要素を使いながら、居住性を重視した館へと発達していった。
現在、観光地として有名な城にはこのタイプのものが多い。

562 ヨーロッパの城郭都市

14世紀〜19世紀 ヨーロッパ 考証 香川元太郎 1996年『歴史群像 25』

中世ヨーロッパの城郭都市。
中世には、ヨーロッパの主要都市が城壁で囲まれていた。
街の中心には教会と広場があり、家は2階・3階建てが多かった。

561 ヨーロッパの領主の城

14世紀〜19世紀 ヨーロッパ 考証 香川元太郎 1996年『歴史群像 25』

中世の領主の城の模式図。
近世になって大砲が使われるようになると、実戦的な城では、この形式は使われなくなっていく。
しかし中世の城のイメージは、戦闘用ではない館に引き継がれた。