126 会津若松城 天守断面

江戸時代 考証 香川元太郎 1997年 世界文化社『日本の城』

内部の明確な史料は残されていないが、一定の逓減率を持つ外観から、内部は母屋の部屋を入側が取り囲む構造だったと推定される。
特徴的なのは天守が天守台いっぱいに建てられず、塀で囲まれていることで、初期の天守形態の一つと考えられる。
石蔵は上下2段になっていたようで、下段には井戸があった。
江戸初期に加藤氏が改修したが、その時は通常の瓦が使われたと推定。

投稿者: さちたろう

さちたろう/ かくし絵・迷路絵本&歴史考証イラストレーターの香川元太郎の妻です。 日本画が趣味です。香川GALLERYの管理人です。