811 上野城

江戸時代 考証 香川元太郎 2017年 PHP研究所『よみがえる日本の城』

筒井定次が居城とした城に、藤堂高虎が改修を加えた。
高虎の築城 は、大坂の豊臣氏を意識したもので、本丸には全国1、2を争う高さの石垣が築かれた。
しかし豊臣氏は滅亡し、伊賀上野城の本丸工事も未完のままとなった。

845 大庭城

戦国時代 考証 西俣総生  2019 歴史群像155 6月号

神奈川県藤沢市に城址がある。扇ヶ谷上杉氏が山之内上杉氏との抗争時に築き、最終的には伊勢宗瑞(北条早雲)が攻略したとされる。 関東に多い台地の先端部を利用する城だが、 横堀を重ねた厳重な守りが特徴。

778 カルタゴ

BC3世紀 チュニジア 考証 香川元太郎 1999年 歴史群像 39  夏秋号』

古代カルタゴの想像図。
カルタゴは、ローマと地中海の覇権を争った、アフリカ(現チュニジア)の都市国家。
詳しいことは不明だが、円形の港に多数の軍船(ガレー船)を収容していたという。

628 マサダ要塞

1世紀 イスラエル 考証 高橋正男 1992年『歴史群像 2 8月号』

紀元前にユダヤのヘロデ王が完成させた離宮の要塞。
ユダヤがローマの支配に反旗を翻したユダヤ戦争で、最後の砦となった。
ローマ軍は巨大な坂道を建設して要塞を攻める。
3年が過ぎて兵糧も尽き、ユダヤ人たちは集団自決したという。

620 ウルの街

BC21世紀 イラク 考証 香川元太郎 2003年 東京書籍 『ニュークロノス図解世界史』

ウルはシュメール人が作った都市国家。
城壁に囲まれ、中心にはジッグラットと呼ばれる神殿がそびえていた。
古代メソポタミアには、同様の都市国家がいくつも存在した。
その都市国家のジッグラットが「バベルの塔」のモデルと想像される。

619 ギザのピラミッド

BC25世紀頃 エジプト 考証 香川元太郎 2003年 東京書籍 『ニュークロノス図解世界史』

有名なギザの三大ピラミッド。
右からクフ王、カフラー王、メンカウラー王のピラミッドで、河岸からカフラー王ピラミッドへの入り口にスフィンクス神殿がある。
ピラミッドは白い化粧石で覆われ、頂上部は金色だった。

613 サマルカンド落城

1220年 ウズペキスタン 考証 加藤和秀 1992年『歴史群像 4 12月号』

中央アジアの要衝サマルカンド(現ウズベキスタン)は、紀元前からオアシス都市が発達していた。
様々な王朝の支配を受け、13世紀にはホラズム帝国の首都となっていたが、モンゴル帝国の攻撃で落城する。

611 コンスタンチノープル落城

15世紀 トルコ 考証 鈴木 董 1992年 『歴史群像 1 創刊号』

東ローマ(ビザンツ)帝国の首都。
中世に難攻不落を誇った城郭都市だが、15世紀、オスマン・トルコの攻撃によってついに陥落した。
この際「バジリカ」と呼ばれる大砲が使われ、初めて大砲が攻城に効果を発揮した。
トルコの配下に入った町は「イスタンブール」と名を変えた。

610 コンスタンチノープル

15世紀 トルコ 考証 鈴木 董 1992年 『歴史群像 1 創刊号』

コンスタンチノープルを南から鳥瞰
半島上に位置し、陸続きの部分は特に堅固な三重の城壁で守られていた。
東方のイスラム圏などからの攻撃を何度も跳ね返し、難攻不落とされていた。

600 アレクサンドリア

BC3世紀 エジプト 考証 香川元太郎 1999年 『歴史群像 37 冬春号』

エジプト北部のアレクサンドリアは、マケドニアのアレクサンドロス3世(アレキサンダー大王)によって開かれたとされる港町。
そのシンボルとなった大灯台は、古代の「世界の七不思議」の一つに数えられた巨大なもの。
海中から、灯台の遺構も発見されている。

754 稜堡をめぐる攻防

17世紀 フランス 考証 今村伸哉 1995年『歴史群像 19 6月号』

稜堡は、近世ヨーロッパで発達した城。
城壁のすべての場所に十字砲火が与えられるように、という発想からギザギザの城壁が工夫された。
そのシステムの確立者、フランスのヴォ―バンは、塹壕を駆使してその城壁を攻める方法論も完成させた。
イラストはヴォ―バンが手掛けた城郭都市ヌフ・ブリザックをモデルに、ヴォ―バンの攻城法も描いた。

627 アテナイ

BC5世紀 ギリシャ 考証 香川元太郎 1999年『歴史群像 38 春夏号』

古代ギリシャのアテナイ(アテネ)は、パルテノン神殿のあるアクロポリスを中心にした都市(右上)だが、地中海貿易が盛んになると、港町ペイライエウス(左下)が発達した。
ここを基地としたのが、ギリシャ随一と言われたアテナイ海軍。
アテナイとスパルタが覇権を争った時期に、本市街とペイライエウスを結ぶ大城壁が完成した。

621 バイキングの航海

9世紀 ノルウェー 考証 香川元太郎 2002年 東京書籍『ニュークロノス図解世界史』

ノルマン人(バイキング)は8世紀頃から、新しい移住地を求めてヨーロッパ各地に遠征した。
バイキング船は発掘調査や復元が行われており、シンプルだが美しいフォルムで知られる。

618  ローマの攻城塔

1世紀前後 古代ローマ 考証 高橋正男 1992年『歴史群像 2 8月号』

古代ローマでは、攻城塔など城攻めの道具が生まれた。
その後、大砲が登場するまで、千年以上もほぼ同じ構造のものが使われていた。
イラストは、ユダヤ戦争でのマサダ要塞の攻防を想定したもの。

612 パリ

16世紀 フランス 考証 香川元太郎 1999年 『歴史群像 40 秋冬号』

百年戦争の後、フランスの首都として発達したパリの様子を、古地図から復元。
中央がノートルダム聖堂のあるシテ島で、広大な街が城壁によって囲まれ、いくつかの王城や宮殿も存在する。
中央上には、当時は城として使われ、のちに牢獄に利用されるバスチーユ城もある。