847 小野路城

戦国時代 考証 西股総生 2019年『歴史群像 157 』

町田市の丘陵地帯に城址が残る戦国時代前期の城。太田道灌が長尾景春の乱の際に前線基地として築城したとの推定によって描いた。中世山城らしく堀切を多用した縄張だが、主郭は横堀が巡らされ、初期的な桝形と言える食い違い虎口もあって、上杉氏時代の城の発達が見て取れる。
復元設定の季節は春で、関東の丘陵地で現在もよく見かける山桜や、ミツバツツジ、ヤマブキなども描き入れた。

投稿者: さちたろう

さちたろう/ かくし絵・迷路絵本&歴史考証イラストレーターの香川元太郎の妻です。 日本画が趣味です。香川GALLERYの管理人です。