空海が開いた高野山は、標高800mの高原地域に営まれた真言宗の聖地。
その中心である壇上伽藍。
中心の大塔は、内部を透かして見せた。
壇上伽藍は現在もこの状況に近いが、左の山門は失われている。
カテゴリー: 和歌山県
513 補陀落渡海
補陀落渡海(ふだらくとかい)は、中世の熊野に存在した独特の信仰。
余命の短いことを悟った人が、南の海上にあると信じられた観音の浄土「補陀落山」に向けて舟を出した。
イラストには、千手観音のイメージを加えた。
285 根来寺
真言宗寺院の根来寺(ねごろでら)を中心とした門前町を描いた。
町は谷地形に展開しており、戦国時代には防備を固めた寺内町となっていた。
寺には現在、国内で最も古い大塔がある。
68 和歌山城天守
和歌山城は、御三家の一つ、紀州徳川家の城。
天守曲輪は、天守と櫓で中庭を囲む連立式天守に、腰曲輪も櫓で固めた厳重な構え。
左手前の門は裏口で、水の手に通じている。
64 和歌山城本丸
現在は建物もなく目立たない本丸だが、かつては御殿が立ち並んだ。
平面図から建物を復元。
63 和歌山城
丘を利用した典型的な平山城だが、本丸(左)と天守曲輪(右)が並び立つ構成が特徴。
天守曲輪には、珍しい緑泥石片岩の石垣が見られる。
大名の城の中でも特に充実した御殿を持っていた。