449 湯屋

江戸時代 考証 香川元太郎 2004年 あすなろ書房『日本人は水をどのように利用してきたか』

江戸時代に都市部で、湯屋(公衆浴場)が登場する。手前に洗い場があり、「ざくろ口」と呼ばれる低い入り口を潜って奥の浴槽に入る。初めは混浴だったが、幕府の指導によって男女別浴のスタイルになった。 しかし地域差があり、江戸の湯屋は入り口から別だが、上方の湯屋(左上)は浴槽のみ別で、洗い場は共有が普通だった。江戸の湯屋では男湯のみ2階があり、娯楽や交友の場になることが多かった。

投稿者: さちたろう

さちたろう/ かくし絵・迷路絵本&歴史考証イラストレーターの香川元太郎の妻です。 日本画が趣味です。香川GALLERYの管理人です。