
鎌倉~室町前期の典型的な武士の館を、複数の絵巻物(男衾三郎絵巻・一遍上人絵伝・粉河寺縁起絵巻・法然上人絵伝)を資料にして描いた。北側に奥向きの建物があったり、主殿に廊下が付き出して入り口になるのは、寝殿造りのスタイルが応用されたと考えられている。
館の前面の掘割や、舞台上の櫓が載る門は絵巻に見られるが、土塁を描いたものはなく、まだ本格的な防御施設ではなかったと考えられる。
鎌倉~室町前期の典型的な武士の館を、複数の絵巻物(男衾三郎絵巻・一遍上人絵伝・粉河寺縁起絵巻・法然上人絵伝)を資料にして描いた。北側に奥向きの建物があったり、主殿に廊下が付き出して入り口になるのは、寝殿造りのスタイルが応用されたと考えられている。
館の前面の掘割や、舞台上の櫓が載る門は絵巻に見られるが、土塁を描いたものはなく、まだ本格的な防御施設ではなかったと考えられる。