166 松本城 創建時天守

江戸時代 考証 西ヶ谷恭弘 2003年  PHP研究所『名城を歩く』7

現存する松本城天守だが、解体工事の結果、当初は最上階に廻り縁があったと推定された。
破風の形も現在と違いがあった。
本丸がある東北側から見ており、反対側の面は163に描いている。

165 松本城の堀

江戸時代 考証 香川元太郎 1995年 世界文化社

松本城天守前の堀の断面。
堀は広いが案外浅い。
中央の埋門には、現在赤い橋が架けられているが、江戸時代に橋はなかった。
右下は天守石垣を支える地業の様子。
石垣がずれないよう、梯子胴木が用いられている。

164 松本城 折塀

江戸時代 考証 香川元太郎 1995年 世界文化社

二の丸、三の丸で多用されていた塀で、敵に横矢をかけるための工夫。
松本城では、2種類のパターンが併用された。

163 松本城 創建時天守

江戸時代 考証 西ヶ谷恭弘 2003年  PHP研究所 『名城を歩く』7

創建時の松本城天守を、南西側から見る。
解体修理から推定された破風を描いており、反対側の面は166に示している。
その後、天守の右側に付櫓と月見櫓が増築された。