岐阜県南部の富加町を支配した国人領主、佐藤氏の居城とされる。
典型的な戦国の城で、山上の山城と山麓の居館がセットになっている。
美濃の斎藤氏、尾張の織田信長がこの周辺を舞台に合戦を繰り広げた。
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502 古代国府の構成
美濃国府をモデルとしている。
中央には国衙を中心とした政庁施設があり、国分寺、国分尼寺も建立された。
遠景は琵琶湖で、その手前の谷に不破の関がある。
442 合掌造り民家
屋根の勾配が強く、大きい屋根裏空間を斜めの叉首で支える構造の家。
小屋組みを用いないため、屋根裏には柱が立たず、広い空間が養蚕などに活用できる。
起源は古いと思われるが、現存する建物は明治期の形を残すものが多い。
360 江馬氏館
飛騨の江馬氏館は、室町時代の領主居館の遺構で、全面発掘された貴重な例。
現在は会所(池の側の建物)が復元されている。
発掘成果を用いて描いたが、土塁や塀は検出されていない。
イラストでは、室町時代の館の例として、あえて様々な塀のパターンを描いた。
309 松尾山城
関ヶ原の南にある松尾山に築かれた戦国城郭。
廃城となっていたが、西軍が大規模な陣城として整備。
合戦の行方を決定付けた小早川秀秋が強引に入城したとされる。
237 稲葉山城落城
稲葉山城は美濃の戦国大名、斎藤氏の居城だったが、斎藤龍興の時、織田信長の攻撃によって落城する。
搦手からの夜襲によって炎上するイメージを、イラスト化した。
その後、城は岐阜城と名を変え、信長の居城となる。
205 松倉城
高山市にある山城のひとつ。
金森長近が戦国の山城を利用して築いた織豊城郭。
後に金森氏が築いた高山城とともに、瓦を用いない杮葺きの建物と推定されている。
203 岐阜城
美濃を手に入れた信長が本城として整備した。
山上の城と山麓の館が別れた古いタイプの城だが、石垣に巨石を用い、天守(天主)も設けられるなど、先進的な部分があった。
187 高山城本丸断面
飛騨の高山城は、金森長近が築いた山城。
山上の本丸には建物が密集し、 御殿・天守・櫓が混然一体となっている。
元禄年間に廃城となるが、その際、調査図面が造られており、これを基に描いた。
186 高山城
金森氏が築城した織豊城郭で、山上の本丸、中腹の掛け造りの数寄屋などが特徴。
江戸時代前期まで使われていた。
184 高山陣屋
江戸時代の天領陣屋の代表的なもので、現在も多くの建物が残されている。
左の巨大な蔵は、高山城からの移築で、貴重な板葺き石置き屋根の建築。